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ニッケイ新聞 2008年10月22日付け

 初めて製作した映画を売り込み、サンパウロ国際映画祭に参加した松下俊文さん。次回の上映日は、五十八回目の誕生日となる二十四日を指定した。「せっかく上映できるのなら、自分の誕生日に上映することで祝いたい」と笑顔。
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 百周年を記念して故岡本喜八監督の回顧上映が行われているサンパウロ国際映画祭。ゲストとして参加している岡本みね子夫人は、「今年は百周年なので日系人に関するニュースが多く放送されていた。だから多くの日系人に出会えると思っていたけど、なかなか出会えない」と少々残念そう。さすがに映画祭では日系人ばかりとはいかないようだ。
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 日本の外務省が行っている開発途上国などに対して資金協力を行っている草の根・人間の安全保障無償資金協力。西林在聖総領事によると、赴任時二〇〇五年から現在まで約二十の案件に対して草の根を供与してきたという。多くのプロジェクトは署名式から実施まで半年から一年間の期間がかかるが、今回のサンジョゼ・ガン病院のケースでは、約一カ月という最短期間で完成する予定だとか。
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 JICAブラジル事務所の芳賀克彦新所長は、三年半のベレン赴任の経験もあり、ポルトガル語が堪能。日本で子供が通う学校から依頼され、配布するプリントなどを、ブラジル国籍の生徒のためにポ語に翻訳するボランティアをしていたそう。