ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
公正取引委員会=合併より企業協定を=金融カルテルが是なら企業も
ニッケイ新聞 2008年10月24日付け
公正取引委員会(Cade)は十九日、金融危機の影響で企業合併や買収は減り、カルテル(企業協定)が増加すると表明したことを二十日付けヴァロール紙が報じた。Cadeは、企業が合併や買収をされるより、カルテルやトラストで窮地を凌ぐとして次のような見方をしている。
ドル高騰により多大の債務を負い、生死の瀬戸際にある企業は多い。弱肉強食の法則は免れない。企業は生産規模を落とし、クレジット取得に全てを賭け、横の連絡を採りながら生き残りを図る。それはカルテルだ。
流動資産が激減したが、減産までは考えていない。危機は、そこまで至っていない。ブラジル経済も後退していない。中小銀行が大手に吸収されると、銀行トラスト(企業連合)に変身する。
銀行を潰してはならない。金を切らしてはならない。そのため金融カルテルにCadeも目をつむる。金融危機が実体経済を蝕みつつあるいま、金融カルテルは看過される。だから資金難の企業が、企業カルテルを組織しても不思議ではないという考え方をする。