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東西南北

ニッケイ新聞 2008年10月25日付け

 英国の国内総生産〇・五%減、スペインの失業率一一・三%などのニュースが二十四日の証券市場を揺すった。日本九・五九%、韓国一〇・五七%他、欧州でも軒並み下落で、Vale増収を受けて一時持ち直したボヴェスパも、一四時三五分に八・〇三%下落。ドルは一五時過ぎで一ドル二・三二レアルだが、ニューヨーク市場も一時五%余り下落した。
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 市長選の決選投票を明二十六日に控え、直前の公開討論会やテレビ宣伝も終了。支持率が過半数の候補もいる一方、最後まで結果の予想がつかない市もある。有権者も責任ある一票をと最後の呼びかけがされている。
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 二十三日午後五時ごろサンパウロ州グアルーリョスで発生した化学薬品工場の火事では、爆発の際の噴煙が二〇メートルにも及んだという。隣接の二つの工場へも延焼し、近隣の市からも消防車が応援に来たというが、人的被害はなし。国際空港から五キロだが、煙による影響も飛行機の発着妨害には至らなかった。乾燥気味の状態が続いている。
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 肥満症治療薬Acompliaの製造元Sanofi―Aventisが、ブラジルや欧州連合(EU)諸国での同薬の販売を自主的に中止した。同薬の服用では、うつ病や自殺願望など、精神的に抑制不能となる例の報告があり、医師との相談が必要だ。ニコチン中毒治療に使われるPfizer社のChampix(米国のChantix)も、同様の問題を起こす他、眠気を催しての事故や死亡例の報告が出ている。
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 二十八日の公務員の日の振替えで、二十七日は官公庁や公立校が休みとなる。保健所以外の病院や水道局、INSSの電話135は通常通り。