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【記念誌】=伯最大のアルミ輸出企業に=20年辿る「アルブラス物語」

ニッケイ新聞 2008年10月28日付け

 ブラジル最大のアルミ地金輸出企業で世界有数のアルミ製錬会社であるアルブラス社(レイナルド・ドウアルテ・カスタニェイラ・フィーリョ取締役社長)が二〇〇五年に創業二十周年を迎えたことを祝し、日ポ両国語で記念誌「アルブラス物語」を編纂、今年七月に発行した。
 同社は日伯合弁事業として誕生し、アマゾン地域に工場を建設。〇六年にはブラジルのアルミニウム全生産量の三一パーセントに相当する四十六万トンを生産、累積外貨収入は百十億ドルを超えるという。
 八五年の創業時からアマゾン地域の開発と輸出拡大、日本のアルミ地金の確保、日伯経済協力・友好関係拡大などの役割を果たしてきた。また、昨年はブラジル経済界において権威のある全国品質協会賞(PNQ賞)を受賞など、様々な方面で評価が高い。
 同書は元社長のロメウ・ド・ナシメント・テイシェイラ氏が、百二十人以上の関係者にインタビューし、当時の出来事を時系列にまとめたもの。巻尾には年表が収録されている。全カラー、二百三十一ページ。