ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
国産ワインが人気=ドル高で生産者が安堵
ニッケイ新聞 2008年10月29日付け
経済の好調時、輸入ワインが大量に入荷し、国内のワイン生産者は青息吐息であった。それが金融危機で事情が一変。ドル高でワインの輸入が下火となり、国産ワインが飲用され始めた。
輸入ワインが一箱十二本入りで四レアル三五セントの時があった。一ビン〇・五七レアルだ。ブラジルでは、ビン代にもならない価格であった。輸入ワインは、正規で七千万本、密輸品で一千五百万本も入る。
ドル高が二レアルを超えたことで、生産者は安堵した。高級ワインは、消費が一定している。一般用ワインは、収入を見ながら消費される。ドル高のために、国産ワインの輸出も始まった。