ニッケイ新聞 2008年10月31日付け
サントス日本人会(遠藤浩会長)と在サンパウロ日本国総領事館共催の「第一回サントス日本文化祭」が、十一月九日午前十一時から午後五時までサントス日本人会会館(Rua Parana,129 Vila Mathias-Santos)で開催される。
同会館は一九四三年に敵性資産として政府に接収され、長年の返還運動を経て二〇〇六年に使用権がサントス日本人会に認められた、日系社会にとって縁の深い場所。日本政府の草の根資金により改修され、今年六月、皇太子さまが来伯された時に落成。新会館として生まれ変わったのは記憶に新しい。
同文化祭は、同地で初めてとなる日本文化紹介イベント。また、百周年の締めくくりイベントとして行われる。
総領事館が所有している美術工芸品の展示会や、館内に設置された仮設舞台で太鼓、日本舞踊、琉球舞踊、カラオケ、カンピーナスのYOSAKIソーラングループなどの演技が披露される。また、婦人部が日本食などを用意する。
案内のために遠藤会長と丹治七郎渉外部部長が来社、「日系に限らず、サントス地域に住む多くの人たちに見てもらいたい」と期待を表した。
詳細等は同会(13・3222・3268)まで。