ニッケイ新聞 2008年11月1日付け
オレステ・クエルシアPMDB(民主運動党)サンパウロ州支部長は十月三十日、二〇一〇年の大統領選ではセーラサンパウロ州知事(PSDB=民主社会党)を支持すると正式に表明したと十月三十一日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。同支部長の一存でことが決まるなら、与党PT(労働者党)とPMDB全国規模の連立は困難と見られている。
首都ではPTとPMDBの連立工作が行われていたが、サンパウロ州では先手を打ったようだ。「例え千人がPTへ合流しても、サンパウロ州はわが道を行く」と同支部長は声明を発表。さらにサンタカタリーナとペルナンブッコ、ピアウイ、ミナスの各州支部も同様の声明を発表。
「ルーラ大統領には、経済成長に向けて国を組織化する力がない。国際経済が好調であったときに、チャンスを逃した」と同支部長は批判した。