ニッケイ新聞 2008年11月1日付け
サンパウロ市リベルダーデ区を通った人ならば、すでにお気づきかもしれない。文協ビルにある移民史料館の案内標識だ。グロリア街からタマンダレー街、ガルボン街にかけて、いくつも設置されている。
茶色で長方形のプレートの中に矢印が記されている。標識の総数は分からないが、少なくとも10個以上はありそうだ。
文協の中島エドアルド事務局長によれば、カサビ市長になってから、シダーデ・リンパ(美化条例)で余計な看板を取りはずす代わりに、市の文化施設や指定の施設の案内プレートをつけることが義務付けられた。
文協側では「何もない時には頼みにくい」との考えから、移民百周年を利用して、市当局にプレートの設置を求めた。費用は市の負担で、今年5月ごろに設置された。
史料館の経営独立が検討されるなか、この標識が知名度アップに貢献する!?(泰)