ニッケイ新聞 2008年11月4日付け
「ゴールデンショー」を開催中のユタテ・レコード。舞台セットや演出、衣装など細部にわたり工夫が凝らしてあり、初日と二日目の反響は良かったようだが、出演者の笑顔や観客との交わりがもう少し見られれば良かったとの声も。入場料などがプロ並みでも、歌手がプロ意識を持たないと、「プロとしてのショーを見せます」と意気込む松岡社長の言葉もから回りする!?
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同志社大学の学生が大麻を自宅に隠し持ち、大麻取締法違反(所持)で起訴された事件に関し、日本の報道各社は、「学生が兵庫県警に対して『知人のブラジル人からもらった』と供述している」と報じた。見出しにブラジル人の文字が躍り、まるで麻薬の売人のような書き方とも思えるが、「規定はなく、警察発表であればあり得る」と日本のメディア関係者。経済危機でデカセギに逆風が吹くなか、差別を助長する表現は避けて欲しいものだが…。
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半世紀の時を経て、ブラジルに青春をかけた若き日を振り返る―。学移連創立五十周年に参加するため、来伯した日本からの訪問団。八五年にあった三十周年以来だという。なかには、学生の時以来、二回目という人、家族や友人を同伴している参加者も多く、今回の訪問で様々なドラマが生まれそうだ。これを機会にOB会も活動を活発にして欲しいもの。