ニッケイ新聞 2008年11月7日付け
学移連は創立五十周年を祝ったが、実は今年で五十三年目。ちょうど半世紀となる〇五年には、地球儀を模した絵と「海外雄飛」の文字が書かれた木彫りの板が作成され、JICA横浜国際センター内「海外移住資料館」に寄贈されている。ちなみに今回、創立五十年記念キーホルダーと、墨痕淋漓と「学移連」の文字が書かれたラベルが貼られた一升瓶が参加者を喜ばせていた。
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サンパウロ市中心部で多発している中国人家庭を狙った侵入強盗事件。わずか三カ月間に五十件発生し、殺人事件も四件と、その被害状況はかなり深刻。中国人は不法滞在者が多く、自宅貯金しているものが多いと思われているのが一因。サンパウロ市東部の日系人家庭を狙った強盗事件が先ごろ多発したが、今後、中国人に間違われて被害に遭う日系人が出てもおかしくない。当局の早急な対策を期待したいところだが…。
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デカセギ帰りの日系人男性、マウロ・マサヨシ・ハヤカシさん(43)が五日午前、南マ州ドウラードス市内を自転車で走行中、バイクに乗った二人組みに襲われ、現金約四千レアルを奪われた。地元メディアの報道によれば、セントロで二千ドルを両替し、旅行会社に立ち寄った後、被害に遭った。銃を突きつけられた。幸いケガはなかったようだ。大金の持ち運ぶ際には、不審者につけられていないか、十分ご注意を。