ニッケイ新聞 2008年11月13日付け
創造する伝統二〇〇五実行委員会(木戸敏郎実行委員長)と同ブラジル支部(光岡龍一代表)が主催する「曼荼羅・舞楽法会」の四都市七公演が二十六日から来月五日まで行なわれる。日伯交流年、百周年記念、日伯恒久平和、地球環境保全祈願公演。国際交流基金サンパウロ事務所の協力、日本国文化庁の助成事業。
声明・雅楽・舞楽が同時進行する、千数百年の伝統舞台芸術と言われる舞楽法会。元国立劇場演出室長で京都造形芸術大学教授の木戸敏郎氏が構成と演出を務め、今ブラジル公演のために東京楽所と比叡山延暦寺法儀音律研究部、天台聲明音律研究会、真言宗法響会の約四十人が来伯する。
公演と同時に、世界最高のデジタルプリント技術を使った「デジタルカルチャー日本展」も開催される予定。
国際交流基金の続木エルザ担当は、「日本でもめったにない機会です。また二十六日のデモンストレーションとミニコンサートも一見の価値があります。ぜひ足を運んでください」と呼びかけている。
無料だが、サンパウロ市公演は一枚三十レアルで協力券の購入を呼びかけている。サンパウロ市公演についての問い合わせは、光岡(電話=11・5072・3163)それ以外の公演については国際交流基金の藤代、又は続木(3141・0843)まで。
公演日程は次の通り。【サンパウロ市】▼二十六日午後二時(講義とデモンストレーションとミニコンサート)=Centro Tom Jobim Universidade Livre de Musica.Auditorio Radames Gnattali(Av.Padre Antonio Jose dos Santos,1019,Brooklin)。▼二十七日午後七時=文協大講堂(R.Sao Joaquim,381)。▼二十八日午後八時=MASPホール(Av.Paulista,1578)。▼二十九日午後三時半=SESCサンタナ(Av.Luiz Dumont Villares,579)。【ブラジリア】十二月二日午後九時=フナルテ劇場。【ベロ・オリゾンテ】四日午後九時=オウロ・ミナス・パレス・ホテル講堂。【リオ】五日午後八時=サーラ・セシリア・メイレレス劇場。