ニッケイ新聞 2008年11月13日付け
コクエラ農事協会とモジ文協共催の「第十八回コクエラふるさと祭り」が、八、九日の両日同協会会館で開催された。
今年は昨年を上回る約三万五千人が訪れた。来場者は主にコクエラに関わりのある人たちで、年に一度のお祭りを楽しみに帰省しているようだった。
祭りを支えている人たちの多くは二世で、一世の人たちはゆっくりと祭りを楽しんでいる様子が印象的に感じた。
しかし、二世と言ってもほとんどが高齢になっていて、日本語もポルトガル語も両方話せる人たちが大半で、主催者側に関わっている若い世代はほとんど見かけなかった。
本来は若者が中心に祭りを盛り上げていかなければならないのだが、都市に出て行く人が多く難しい状況だ。若者をどのようにして同地に惹きつけていくかが、今後の課題なのだろう。 (貴)