ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
議席はく奪で悶着=TSE決議に下院議長異議
ニッケイ新聞 2008年11月15日付け
【既報関連】キナリア下院議長(PT=労働者党)は十三日、選挙高等裁(TSE)のブリット長官が、下院によるワルテル・ブリット下議(PRB=共和党)の議席はく奪宣言が遅いと批判したことで、異議を申し立てたと十四日付けエスタード紙が報じた。
TSEが同下議の議席はく奪を決議したことで「アイレス・ブリット長官は決議するだけで、議員の議席はく奪権限はない。それよりTSEの怠慢審理を提訴し一定期間、謹慎させることが私にはできる」と下院議長がどうかつした。
「下院議長には権限がある。私を煩わさないため、TSE長官は黙るようお願いする。でないと私は態度を変えざるを得ない」と述べた。最高裁と検察庁の関係を丸く治めるため、下院は配慮しているのだという。
TSEのブリット長官は最高裁判決の後、「賽は投げられた。下院が同下議の議席はく奪を保留する理由はない。通告は三回された。補欠議員の法的繰り上げ手続きは、完ぺき」と声明を発表。
一方、同下議がDEM(民主党)を離党しPRBへ移籍したことで、DEMはTSE支持へ回った。同下議の議席が同党へ返還されるまで、下院審議を妨害する意向をDEMが表明した。
下院執行部は今週、再度のTSE通告を受けた。DEMが再々催促するのに、下院が議席はく奪を保留する理由を説明せよという通告であった。DEMは下院執行部がTSEから九月八日付け通告を受けながら決議に従わないと、最高裁へ異議を申し立てた。
下院議長は、下院法制委員会(CCJ)で同下議の議席はく奪に関する抗弁の合法性を打診するのに時間をかけた。CCJがはく奪を是とすれば、下院執行部は単にはく奪声明を発表するだけだというのだ。