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アグア・ブランカ=オルト・フルト祭り始まる=開会式で日系農業者を表彰

ニッケイ新聞 2008年11月15日付け

 移民百周年を記念して、ブラジル日本都道府県人会連合会(与儀昭雄会長)とサンパウロ州農務局の共催でおこなう「オルト・フルト祭り(Horto Frut Festa)」が十四日、サンパウロ市のアグア・ブランカ公園で始まった。
 食ブースは二十カ所で、青森、福島、栃木、千葉、山梨、滋賀、和歌山、鳥取、大分の各県人会ほか、「憩の園」「やすらぎホーム」「希望の家」「こどものその」も出店している。野菜、花、果物などの展示即売会やバザリスタたちも軒を構えている。
 十四日正午から食ブースの販売が始まると、通りすがりの人たちが匂いにつられて、どんどんブースに並んだ。とくに、和歌山県人会のお好み焼きが人気を集めていた。
 ただ、同県人会の婦人部女性は「ここで売るのは初めて。どれくらい売れるかはやってみないと分からない」と少し慎重気味。他の県人会でも同様のようだった。
 十四日午前十時から開かれた開会式には、アントニオ・ジュリオサンパウロ州農務長官補佐や飯星ワルテル連邦下議、インスチトゥート小林代表の小林ヴィトル氏はじめ、農業関係者らが出席。ブラジル農業の発展に貢献した日系人の表彰があり、コチア青年連絡協議会(山下治代表)ら二十の個人・団体が賞状を受け取った。
 加藤恵久実行委員長は「百周年を締めくくる県連のイベント。ぜひ多くの人に来てほしい」と呼びかけた。
 十六日まで開催。開場時間は午前十時から午後六時。会場は地下鉄バラ・フンダ駅から徒歩五分ほど。住所=Av.Francisco Matarazzo,455