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ブラジルGM乳離れか=黒字でも前途多難の船出

ニッケイ新聞 2008年11月18日付け

 往年「自動車の王座」に君臨したジェネラル・モータース(GM)は破綻前夜にあり、米新政府の救済を期待するに至ったと十七日付けエスタード紙が報じた。
 いっぽう、ブラジルGMは最有力黒字企業として米本社から頼られているが、ブラジルGMは、金融危機の影響を感じつつある。
 十月の売上は、前月比二〇%落ち込んだ。自動車市場全体では、一一%の落ち込み。このような状況下、傘下四工場に集団休暇を出すに至った。
 ブラジルGMは、九九年から〇六年まで赤字工場で本社から援助を受けた。それが、独立採算性になる。それでも一二年まで、二十五億ドルの投資計画は続行という。
 十億ドルは融資を受けるため本社の裏書が必要だが、どうなることか。その上、ブラジルへ投下した資金の配当金を本社へ送れという催促だ。