ブラジル国内ニュース(アーカイブ)

IMF=金融危機逆戻り警告=先進国へブーメラン現象を

ニッケイ新聞 2008年11月19日付け

 国際通貨基金(IMF)は十五日、先進国で発生した金融危機が新興国へ深刻な影響をもたらし、また先進国へブーメラン現象(逆戻り)を引き起こすと警告したことを十六日付けヴァロール紙が報じた。金融危機は新興国の貪欲な資金需要となり、先進国へ逆戻りして流通状況を悪化させる。
 スペイン系銀行がラテン・アメリカ諸国で負った融資リスクは、その一例。融資額は、スペインのGDP(国内総生産)の二三%に達した。
 サンパウロ市で行われたG20財務相と中銀総裁の準備会議で、IMFは国際的な不況回避のために懸念するところを指摘した。各国の中銀には、これまでの危機対策の再強化を勧告した。
 国際決済銀行(BIS)は、EU系銀行がアジアとラテン・アメリカ、東欧に五兆ドルの高リスク融資を行ったと発表。さらにEU系大手銀の新興国支店の株は六〇%も下落。その上、新興国からの投資引き上げや配当金送金で、これらEU系銀行は資金が枯渇し、経営が悪化と報告した。

こちらの記事もどうぞ

Back to top button