ニッケイ新聞 2008年11月25日付け
マナウスで開催された環境保護の専門家会議は、ブラジルの環境保護法は法令アマゾンの現実に即していないし、森林伐採から守るためには不十分とする声明を発表と二十三日付けエスタード紙が報じた。
法令によって違反者を罰するだけでは、無意味だと同会議はいう。法令順守に功労のあった者に報奨制度を設けて、積極的に環境の保護努力をする態勢をつくるべきだと同会議は提案した。
法令順守にはコストがある。それに反論する者も多い。政治家らは環境管理だけしか考えない。人間と自然の関係を報奨制度で守りながら、環境管理を行うことを同会議は訴えた。
炭酸ガス削減に京都議定書があるように、自然保護や森林保全にも同様の制度を設定するべきだという意見だ。