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ニッケイ新聞 2008年11月26日付け

 沖縄歌舞劇団「美」のサンパウロ市公演は二カ所とも会場を満員にし、関心の高さをうかがわせた。一行は公演前日の二十日に到着し、サンパウロ市に続きサントス、アララクアラ、プ・プルデンテ、マリンガを約二週間で回るというハードスケジュール。歓迎会の席で耳にしたところでは、衣装が多いだけに、洗濯や片付けなども大変なようだ。結成以来同団体が公演した国は二十六カ国以上、国内をあわせた公演回数は五百回以上。日本・メコン交流年にあたる来年はベトナムなど東南アジア五カ国で公演する計画もあるとか。
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 毎年三月に「ダリア祭り」を行うスザノ・イペランジャホームに「川西ダリア園」(山形県東置賜郡川西町)から、球根五十種二百五十個が送られた。山形新聞が報じた。同ホームには、一へクタール千五百株があるダリア園があり、九八年に姉妹園提携を結んでいる。同町を訪問し、球根を受け取った援協の広報渉外室長の川守田一省さんは、「美しく咲かせたい」と意気込む。来年のダリア祭りは、日伯友好の花が咲きそうだ。
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 二十三日に行われたFUVEST(サンパウロ州立大学入学統一試験)には、日本移民百周にちなんだ記念出題があったそうだ。同日付けG1サイトによればオブジェチーボ校の歴史コーディネーターのマットス・オリベイラさんは「日本移民とイタリア移民の関係について出題があった。時事問題に関心の強い生徒には問題なく解けたはず」と明かした。コーヒー耕地での移民への待遇の悪さから、イタリア政府はブラジルへの移民送り出しを禁止した。そのため、労働力不足に困ったサンパウロ州政府は日本から受け入れることにしたが、その経緯のことか? そんな状態のところへ送り込んだ日本政府の対応について、日本の大学入試でも出題したらどうか。