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露大統領が伯訪問=軍産技術協力と合弁提案

ニッケイ新聞 2008年11月27日付け

 メドベージェフ露大統領は二十四日、リオデジャネイロに到着。ペトロブラス本部で同公団の営業分野について説明を受けた。
 訪伯の目的は、軍事や原油とエタノールなどエネルギーの技術協力、二国間通商の枠組み強化と同大統領は述べた。露大統領の意向では、伯露間で〇九年までに年間十億ドル以上六十億ドル水準の取引を希望という。
 「これまで両国は一次産品の貿易ばかりだ。これを核開発や軍事産業、航空機の分野にも広げたい」と抱負を語った。
 ペトロブラス訪問では、合弁で両国に埋蔵する原油やガスの採掘を提案した。露国は四月、露ガスの大手ガスプロムブラジル事務所を開設する意向を示した。
 国際経済が低迷する現在、ペトロブラスとガスプロムの合弁事業は新しい動きであり、さらにBRICsは、先進国よりも経済再構築の条件に恵まれていると述べた。