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蘭協会=夏の蘭展が5日から=マニア喜ぶレリア原種も

ニッケイ新聞 2008年12月2日付け

 サンパウロ蘭協会(森本みどりルシア会長)が主催する「夏の蘭展」が五~七日の午前九時から午後七時まで、サンパウロ市の文協駐車場で開催される。期間中には毎日午前十時、午後二時、同四時から無料の蘭栽培講習会も行われる。入場無料。
 蘭展には約千鉢の作品が出品される予定。中心となるのは海岸山脈原産の原種レリア・プルプラッタだが、その交配種は百種類以上もあり、カルネア色(肉)、アッソ色(鉄を焼いたような色)など多彩な花が楽しめる。テネブローゾなども出品されるという。
 中島澄男副会長は「レリアの原産地はサンパウロ州の海岸山脈とサンタカタリーナ州と南大河州の一部だけです。色鮮やかで、交配のしやすいこの蘭にはマニアが多い。ぜひ見に来てください」と呼びかけている。
 売店も十三店ほど出る予定で、手ごろな値段で蘭が販売されるため、毎回一般客が多く訪れる。
 なお、同協会は十月に総会を行い、来年一月からの新会長には川越エルザさん(現渉外部長)が就任することが決まっている。