ニッケイ新聞 2008年12月2日付け
鳥取市が先月実施した四人の青年ブラジル派遣。今年六月、平井伸治県知事、竹内功鳥取市長ら母県の百周年慶祝団が来伯した際に要望したことをきっかけに実現した。移住者の数は少ないながら、第二アリアンサ〃鳥取村〃への教師派遣をはじめ、ブラジルとの交流を保ち続けている同県。今回は青年たちが郷土芸能の「しゃんしゃん傘踊り」を披露したが、来年八月には、四十五回目を迎える鳥取市の「しゃんしゃん祭り」にブラジルから踊り手たちが参加する計画とか。
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駐在企業の社長を中心に活動を続けている油絵同好会マリンクラブ。篠又幸市郎代表が役員を務めた東京海上火災の本館(東京・丸の内)にある「トウキョウマリンニチドウギャラリー」で〇〇年、十八人が参加、日本で初の展示会を開いたことから命名された。〇三年にはブラジルで行い、来年四月には東京在住のOBらが世田谷美術館で開催予定。ブラジル側にも出品を要請しており、メンバーらは、「早いクリスマスプレゼント」と日伯交流を喜んでいる。
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約八百人の派遣社員が削減された広島のマツダ工場。先月末の段階で再就職が確認されたのは、約一割だという。中国新聞が報じた。労働局は「好況の業種がなく厳しい状況」と指摘。派遣元やマツダに再就職への支援を要請しているという。約一割のなかにデカセギがどれだけいるかは分からないが…。