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ドーハ・ラウンド=伯亜間の溝埋らず=亜、メルコスル脱退も覚悟

ニッケイ新聞 2008年12月3日付け

 WTOドーハ・ラウンド(多国間交渉)は十一月三十日、メルコスル戦略地域会議を開催したが、伯亜間は中国製品の輸入攻勢を押し止める合意に至らなかったと一日付けエスタード紙が報じた。
 金融危機で輸出が低調な現在、中国製品は益々輸入攻勢を強めている。亜国は同国政府の四分の一に保護制度を設け、輸入を制限する方針に変更はないと固執した。
 WTOの動きは、世界各国の譲歩による協定締結を模索しているが、亜国はメルコスル脱退をもいとわないと他国代表に漏らした。亜国は過去五年間、経済が低迷し、ブラジルに水を開けられた。次回メルコスル会議は十五日の予定。

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