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鹿児島県人会=創立10年の頴娃町会=合併で「南九州会」に

ニッケイ新聞 2008年12月4日付け

 ブラジル鹿児島県人会(園田昭憲会長)の会員で、同県頴娃町(えいちょう)の出身者で作られている「頴娃町会(川畑幸一会長)」はこのほど、母県の市町村合併(〇七年十二月一日)に伴い、「南九州会」へ名前を変更した。
 合併して南九州市となったのは、旧頴娃町、旧知覧町、旧川辺町の三町。
 頴娃町会は十年前に発足。約六十人(二十家族)の会員で構成されており、忘年会や新年会を行ってきた。
 去る十一月十五日には、県人会創立九十五周年、県人移民百周年記念式典に参加するため、南九州市から霜出勘平市長、西良仁議長、海江田操総務課長をはじめ、一般使節団九人(旧頴娃町出身者)が来伯。川畑会長が一行を自宅に招き、頴娃町会員や同県出身者約七十人が集まって歓迎会を行った。
 その席で意見交換が行われ、名前を変更することが決定されるとともに、今後さらに会員間での交流を図ることはもちろん、市と会との交流も行っていきたいの考えが双方から出されたという。
 川畑会長は「若者の交流など、今後さらに活動の幅を広げていきたい」と意欲的な姿勢をみせ、「同じ故郷の者同士、みんなで集まりましょう」と新たな会員を呼びかけている。
 同会に関する連絡は川畑会長(15・3298・1131)まで。