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リベルダーデ=百周年を餅搗きで締め括る=ACAL=特別に2千4百キロ=3千人にお雑煮振舞う=「次は百五十周年だよ」

ニッケイ新聞 2008年12月6日付け

 百周年の締めくくりに盛大に餅つきを――。毎年大晦日に行われているサンパウロ市〃夏の風物詩〃、リベルダーデ文化福祉協会(池崎博文会長、以下商工会)が主催する東洋街恒例の餅つき祭りだが、今年は一味違う。共催として日系三団体を加え、通常の二・六倍にあたる四十俵(二千四百キロ)の餅を搗き、三千食のお雑煮を配るという。「みなさん、お雑煮食べて、盛大に祝いましょう。今回をのがしたら次は百五十周年だよ。ぜひ来てください」と池崎会長は呼びかけた。
 今回は共催団体として県連(与儀昭雄会長)、文協(上原幸啓会長)、日本料理研究会(藤田勉会長)が特別に加わる。
 例年は、来賓に広場で餅搗きをしてもらい、その後、東洋会館に移動してそこでお雑煮を五百食限定で振舞っていた。
 それに加えて三千人分のお雑煮を用意して、当日、リベルダーデ広場で一般客にも配布する予定だ。今までは十五俵(六十キロ入り)だったが、今年は特別に四十俵分を搗く。通常は餅一万二千袋(二つ入り)を配っているが、特別に二万袋用意する。
 例年行われている南米大神宮の「茅の輪(ちのわ)くぐり」の長蛇の列に加え、今年はお雑煮配布の列もできそうだ。
 県連では、加盟各県人会に五十枚ずつお雑煮の食券を配る。重田エウゾ文協副会長は「文協でも同様に食券を配り、青年文協などが当日協力します」という。これら日系関係で二千人に食券を配り、残り一千は一般に配布する予定。
 祭りの開始は午前九時からだが、配布時間は三十一日午前十時半から午後二時まで。「それ以外にきたら、食券があってもダメです」と与儀県連会長。料理を担当する藤田さんは「三千五百人分を作るのは並大抵ではない」。
 問題は材料だ。例年の十五俵分は確保されているが、特別に増やす二十五俵分の餅米に関して、池崎会長は「餅米を買うお金の寄付をお願いします」と呼びかけた。一俵が約三百レアル。個人でも団体でも構わない。一俵単位であれば、現物の寄付も受付ける。
 寄付に関して、申し込みや問い合わせはACAL(11・3208・5090)もしくは池崎商会(れいこ、11・3346・6944)まで。