ニッケイ新聞 2008年12月10日付け
金融危機による市場流通資金の不足と、国際的な景気の冷え込みによる需要の落込みにより、〇八/〇九年度の収穫は減収の見込みと九日付フォーリャ紙が報じた。
国家配給公社とブラジル地理統計院では二・五%~三・八%、農務相は五%、全国農業連合は五~八%の減収との見込み。主要農産物中、国家配給公社が大幅減収と見ているのは、綿とトウモロコシ。米や大豆は前年並みの見込みで、フェイジョンやコーヒー、小麦は増収の予想。政府による資金注入の効果はまだ出て来ていないようだ。