ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
銀行再編=公銀救済は心配の種=政治家が州銀を食い物に
ニッケイ新聞 2008年12月11日付け
「かつては悪行とされたことが、今は善行になるのか」とアルミニオ・フラガ元中銀総裁が、ブラジル銀行によるノッサ・カイシャ買収を皮肉ったと二十三日付けヴァロール紙が報じた。
イタウ・ウニバンコの再編に遅れを取るまいとする伯銀の焦りとも取れるが、伯銀とノッサ・カイシャの合併は、国際的な金融危機があったからできたことだという。
公立銀行の歴史を見ると、八〇年代の州立銀行は政治家の餌食であった。州知事が銀行を政治の道具に使い、州造幣局の役目を果たした。そして多くは潰れた。伯銀も例外ではない。
伯銀はそのため九〇年代再々、増資を行って資金補給をした。伯銀の大株主国税庁は八十億ドルを注入し、不良債権を処理した。公立銀行の資金補給は、泥棒の追い銭みたいだが、破綻しない頑丈な公立銀行は必要だ。