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銀行マン続々と来伯=米国市場に見切りをつけ
ニッケイ新聞 2008年12月13日付け
金融危機が、ブラジルの資本市場を国際金融専門家の戦場に変えている。先進国の大手投資銀行で辣腕を振るった外国人ベテランが、続々と職を求めて集まって来ていると十日付けヴァロール紙が報じた。
ブラジルの金融界は、これを機会に国際金融の技術革新と質の向上に賭ける。ブラジルの銀行はこれまで取引量の拡大を目標としたが、これからは戦略的に時宜を得た大口取引に挑むらしい。
米国の金融界は混乱している。破綻した大手投資銀行の金融専門家は、世界中の銀行や大学から招聘を受けている。しかし、将来性が噂されるブラジルが、魅力の的となっているらしい。
特に、世界中に支店網を持つブラジル企業で、国際戦略の仕事を希望する者が多い。候補者は一様に、米国の将来に疑問を感じている。それから比べると、ブラジルは金融危機の傷が浅く、新しく世界へ伸びる新興国だと見ている。