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ニッケイ新聞 2008年12月16日付け

 F1撤退でブラジル人ドライバーを嘆かせているホンダ自動車に続き、世界のトヨタにも世界同時不況の影響が響いてきた。日経新聞十四日付けによれば、ついに「中国やブラジルの工場増強を延期、国内主力工場の投資も先延ばしする」という。金融危機が起きる前、七月にルーラ大統領と共にサンパウロ州ソロカバに第二工場の建設発表をしたばかりだった。「先延ばし」がいつまで先になるのか。危機のために解雇された日系人が、これから続々と帰伯するとの話も。日本式に慣れた労働力が大量に調達できる時期だけにもったいない?
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 ニッケイ新聞が毎年紙面を提供しているブラジル日本語センターの「全伯日本語学校生徒作品コンクール」特集。今年は十一月二十九日付けで掲載したのだが、その硬筆部門で「記念の年」が「記年」と誤っていると読者からの指摘が。他の作品も見ると金賞五作品中三人、名誉なJICA杯に輝いた作品も「記年」と書いてあるが、実は手本が間違っていた。生徒に落ち目はないとして、採点には響かなかったとのこと。

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 文協評議員会に県連代表として出席した副会長の古田川英雄島根県人会長。よく訪れる広島県人会館で文協青年部がフットサルをしていることを指摘、「聞けば、文協の体育館が空いてないとのこと。もうちょっと青年部を大事にしてもいいのでは…」と発言。今年から青年部は新規事業を計画。課題となっている会員拡充の対象を若い人にしてはどうだろう。
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 十三日にあった評議員会。賑やかでいいのだが毎回、同じ内容の発表をする人がいて、いささかうんざり。それとは別に来年の選挙を見越したような質問をする発表者もおり、水面下での闘いがすでに始まっている様子。百周年は終わったが、次の大イベントは上原コウケイさんの後継選び!?