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ニッケイ新聞 2008年12月24日付け

 百周年式典に出席した都道府県関係者へ礼を述べるため訪日、十九県を回り先ごろ帰伯した松尾治執行委員長。名前のミスや、訪問を辞退されるといったこともあったが、十八日の県連代表者会議に出席して行なった報告によれば、各地で「行って良かった」「日系人の活躍を見て見直した」等の感想があったという。中には、交流に向け予算の再編成しなくては、といったところもあったとか。経済危機で厳しい折だが実現してほしいところ。
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 ついに起きてしまったー。ブラジルタウンとして有名な群馬県大泉町で二十二日、帰国するための資金がないことを理由に、在日ブラジル人の義理姉妹が女性の金を奪おうと殴る蹴るの暴行を加え、強盗傷害で現行犯逮捕された。犯行の一週間前に解雇されたデ・ソウザ・イボネ・ジュンコ・キヨタ(40)と無職バレリア・カンポス・シルバ・キヨタ(33)容疑者は、「子供と一緒に帰国するためのお金が欲しかった」と供述している。日系人や母親としての誇りを忘れ、あまりにも自己中心的な犯行は、決して許されない。
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 西林万寿夫総領事の送別会。個人レッスンに励んだという喜久子夫人は、出席者らと楽しげにポルトガル語で歓談。一方、「もう少しポ語が出来れば」と悔しそうに話す西林万寿夫総領事。しかし乾杯のおり、「私のベビーダは?」とグラスを探す総領事。だが手渡されたのはコカコーラ。すると、ビールを持っていた夫人に「トロッカしよう、トロッカ」。ポ語はともかく、コロニア語はかなりの上達ぶりのよう。
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 西林万寿夫総領事の父忠俊さんは、一九六六、七年に電気通信のコンサルタントとして、リオに滞在。翌六八年には、「ブラジルの電気通信」(東京出版センター)を出版している。同書のなかでブラジルを礼賛しており、四十年来の思いがあったという西林総領事も「内容に同感。ブラジルで親子二代、仕事できたことを嬉しく思う」と感無量の表情を見せていた。