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デカセギ支援を呼びかけ=海外日系人協会が募金開始

ニッケイ新聞 2008年12月27日付け

 米国発の世界同時不況で仕事や生活の困難に直面しているブラジル、ペルーなどの在日日系人を支援するため、海外日系人協会(本部=横浜、塚田千裕理事長)が募金活動を始めた。
 不況にともなう企業の生産減少・人員削減により、日本で暮らす外国人が人材会社の派遣打ち切りや住居を失うなどの事態が深刻化しており、親の失業は子弟の教育にも影響を与えつつある。
 日系人協会が行っている「日系人相談センター」にかかってくる電話相談の数は、昨年の秋に比べ今年は五割増加した。内容の多くは解雇を不当行為とする訴えとそれに伴う生活不安。「会社をクビになり、寮から出ろと言われている」「もう日本に住めない、早く帰国したい」「ブラジル人学校に通わせる子供を退学させた」など、日系人が抱える問題は深刻化している。
 「在日日系人緊急支援募金」は、第一段階として来年三月まで行われる。募金は一円から受付けている。
 集まった義捐金は、日系人を支援するNPO・NGO団体や、ブラジル人・ペルー人学校、その他日系人支援団体に寄贈される。
 同協会では「皆様のご理解とご協力をお願いいたします」と呼びかけている。
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 義捐金受付事務局=財団法人海外日系人協会「在日日系人緊急支援募金」係
 住所=〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港2-3-1 JICA横浜内
 連絡先=(日本語)電話045-211-1780、(ポルトガル語・スペイン語)電話045-663-3258、ファックス045-211-1781(年内は二十八日まで受付け)
 送金方法は、郵便振替。(口座記号)00100―5、(口座番号)703428、(加入者名)財団法人海外日系人協会。なお、通信欄に「在日日系人緊急支援募金」と記入すること。