ニッケイ新聞 2008年12月27日付け
『弓場農場のクリスマスの集い』では、童謡の流れる中、約二十人の子供達が色とりどりの水玉模様の浴衣姿で歌や踊りを披露した。近年、「私もやりたい」と門を叩く非日系人の子供が増え、メンバーの半数以上が非日系人。「日本の踊りをブラジルの子が踊るというのは、百年経った今だからできること」とバレエ指導者の小原明子さん。「日系人とのふれあいの中で、日本文化が浸透し違和感なくなってきているんでしょうね」とも。浴衣姿でかくれんぼや縄跳びをする子供らの姿に懐かしい日本の原風景と自然体の日伯融合を見た。
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三十一日午後七時二十分(ブラジル時間三十一日午前八時二十分)から放映される「第五十九回NHK紅白歌合戦」。移民百周年の特別企画や、リベルダーデのもち祭りからの中継もあるなど、今年はブラジルの視聴者にとってもひと味違うものになりそうだ。その紅白の曲順がこのほど発表された。白組の大トリをつとめるのは、当地でも大人気の氷川きよしさん。百周年企画の「宮沢和史 in ガンガ・ズンバ&ザ・ブーム『島唄~ブラジル移民100周年 紅白スペシャル・バージョン』」は前半(二十四組)の十六番目が歌った後になる。
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日本相撲協会は二十四日、大相撲一月場所(一月十一日~)の番付を発表した。ブラジル出身二力士(玉ノ井部屋の孝東は〇八年九月場所で引退)のうち、魁聖(友綱部屋)は幕下西六十枚目、魁心(同)は三段目西二十三枚目。