全国銀行協会＝統制コード導入へ＝全取引を総合管理化

ニッケイ新聞　２００９年１月７日付け

　全国銀行協会(Ｆｅｂｒａｂａｎ)は三日、銀行システムを自動的に統制管理するコード・システムを導入と発表したことを四日付けヴァロール紙が報じた。
　当分は銀行取引の九三％を占める大手十五行のみを対象とし、参加を希望する銀行を遂次加えて行く方針。目的は銀行顧客へ完ぺきなサービスを提供するためという。
　しかし、将来は銀行を通じて商業活動を行う法人も含め、さらに個人や顧客と取引がある納入業者をも加える。これで銀行を中心とする全ての取引の総合管理システムが完成することになる。
　しかし、銀行を規律でしばるのではなく、銀行自身が率先して規律を守ることが理想としている。当分は総合管理システムのテスト・ケースと、考えているようだ。