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ニッケイ新聞 2009年1月8日付け

 モジアナ線リベイロン・プレットの西にあるセルトンジーニョ市でリオのコルコバードの丘に建つキリスト像(三十メートル)より、九メートル高いキリスト像の建設を進めているという。六日付けのフォーリャ紙が伝えた。台座を合わせると、五十七メートルになり、リオの三十八メートルより遥かに大きい。四月の聖週間までの完成を目指しているそうだが、カンナ畑とキリスト像、新たな観光地となるかどうか。
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 不景気が世界中に蔓延しているが、お金はあるところにはあるものだ。かつてリベルダーデにあった日本料理店が他地区に移転。日本から直接取り寄せた日本酒を売りにしているというのだが、勧められるままに飲むと、数人で数千レアルを請求されたという聞いただけで悪酔いしそうな話。ワインなどと違い、最高級の日本酒でも、さほど高くないことを考えれば、この値段はぼったくりといえなくもないが、お客は引きも切らないとか。
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 今年創立五十七周年を迎える椎の実学園。最も多い時期の生徒数は三百人、現在は約百人だが、「生徒の数ではなく、やる気ですよ」と落合磨園長。「デカセギでなく、留学を目指してほしい」と園長が話すように、現在でも二、三人が日本で学んでいるそうだ。