年末年始=国道の交通事故死13%増=ミナスの89人筆頭に435人=雨の高速道に無謀な運転で
ニッケイ新聞 2009年1月9日付け
飲酒運転禁止法改正で交通事故死減少が期待された年末年始だが、国道での交通事故死は前年同期比で一三%も増加と六日付伯字紙が報じた。
この数字は、〇八年十二月二十日~〇九年一月四日(以下、〇九年)のもので、〇七年十二月二十二日~〇八年一月六日(以下、〇八年)の三八四人に対し四三五人で一三・三%の増加。事故発生数は六六二一件に対し七一四〇件で七・八四%増、負傷者は四四九七人に対し四七九五人で六・六三%増の数字と比べ、死者の増加が目立つ。
死亡事故原因についての詳細報告はされていないが、飲酒運転の摘発は三九二人に対し一〇四三人で一六六・七%増、速度違反も七万八六八二件に対し九万九四三五件で二六・四%増といった数字や、期間中の降雨量にかなりの差があったことなどから、雨の高速道という条件に無謀な運転が加わっての事故や死者増加と見られている。
雨天の事故としては、減速した車を嫌った無理な追い越しや、見通しが利かない中、路肩に寄せ過ぎて転倒、転落なども起こり得るが、より高速で走れる道路や追い越しが頻繁に行われる所での事故発生率が高く、大半の事故は危険な場所や状況での追い越し時に起こるという事からも、天候だけを事故増加の理由にすることは出来ない。
また、〇九年に目立つのは、バスや定員以上を乗せた乗用車などの事故で、一度に複数の犠牲者が出た例が多いという。
事故発生数は、ミナス州(MG)一四一一件、サンタカタリーナ州(SC)九〇七件、リオ州(RJ)六四〇件、サンパウロ州五六七件、パラナ州(PR)五四四件の順だが、死者数は、MG八九人、RJ三三人、マラニョン州三一人、バイア州二九人、SC二八人の順。
〇八年五月のコルポス・クリスティの事故、死者数はMG、RJ、SC、サンパウロ州が上位だったのに比べ、様相を異にする年末年始。国道、州道での死者は三〇・一%、負傷者は二八・五%、事故は一一%減少したサンパウロ州では、監視強化と飲酒運転禁止法改正の効果だという。飲酒運転禁止法改正がなければ事故や死者はもっと増えたとの声や、監視活動のない法は無効との声も傾聴に値する。