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国際交流基金=田村大吾さん帰国=後任の山下さんが挨拶

ニッケイ新聞 2009年1月9日付け

 国際交流基金サンパウロ事務所で所長補佐を務めた田村大吾さん(33、東京)が九日帰国するにあたり、後任の山下剛毅さん(31、福岡)と七日来社、交代の挨拶を行った。
 田村さんは百周年担当として〇六年四月に着任、主にサンパウロ近代美術館(MAM)で開催された「日伯現代美術展」(四月)、「現代舞踊 加藤みやこダンススペース」(八月)の開催、「国際図書ビエンナーレ」への参加事業に携わった。
 「日本に関心を示す若い世代に現在の日本文化を紹介することが出来たのでは」と振り返った。
 〇七年九月には、ヴィラ・マダレーナ区の教会で結婚式を挙げた。「思い出深い土地となったサンパウロに、今度は家族と一緒に戻ってきたい」と笑う。帰国後は東京本部で日本語教育関係部署に勤務する。
 後任の石川さんは、今回の赴任が初の海外勤務。前任地は関西国際センター(大阪)で、海外の日本語学習者を受け入れる研修事業に関わった。
 「リオから黒人の方が研修に来られ、非常に優秀だった。ブラジルの日本語熱が高いことを感じた」と話す。日本語研究者への支援・文化事業を担当する。
 「学生時代、スペイン語を専攻していたこともあり、ポルトガル語をマスターしたい」とブラジル生活にやる気を覗かせていた。