ニッケイ新聞 2009年1月10日付け
CIATE(国外就労者情報援護センター、二宮正人理事長)は、十九日から三十日まで、デカセギ希望者を対象とした「日本語集中講座」を無料開講する。
十六年前に就労前のデカセギ者に対して日語講座を始め、現在も週二回講座を開くCIATEだが、集中的に行うのは今回が始めて。
経済危機で職を失うデカセギ者が溢れている中、「日本からの求人は激減したものの切れていない」と佐倉輝彦専務理事は話す。
今年帰国するだろうと言われているデカセギ者が七万人いる一方で、これから行きたいと希望する人もいるという。「だからこそ、最低限これだけはという日本語を勉強して行って欲しい」
「雇用希望者が真っ先に聞くのは、日本語ができるかできないか。また、日本語が出来れば多少なりとも状況は違う」と参加を呼びかけている。
講座は、平日十日間で計三十時間。授業料は無料。申込み・問い合わせは、CIATE(11・3207・9014)まで。