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為替市場=不安定な対ドル相場=振幅幅は中南米7カ国で最大

ニッケイ新聞 2009年1月13日付け

 エコノマチカ・コンサルタントは十一日、レアル通貨が〇八年九月以来、中南米七カ国でドル通貨に対し最も不安定な通貨であると発表したことを十二日付けフォーリャ紙が報じた。
 それぞれの通貨のドルに対する振幅幅は、レアルの四八%に続いてメキシコ・ペソが三三・五%、チリ・ペソが二三・四%、コロンビア・ペソが二一・九%。
 心電図と同じで、振幅幅の大きいほど不安定で危険な通貨と見なされる。ブラジルではドルが最大。ドル換算による利益は、最も信用できない利益として今後敬遠される。
 コモディティ相場は先進国がリセッションに入ったので不安定で、レアル通貨の見通しも悪い。他にレアル通貨に不利な要因が数々ある。ブラジルは政策金利の引き下げ前夜にあることで国外の短期金利と異なるのも、その一つ。長期になるほどレアル通貨には不利となる。