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パイナップル=標準化栽培始まる=グアラサイー生産者の試み
ニッケイ新聞 2009年1月16日付け
サンパウロ州グアラサイー地方の果物生産者二十五人が、IbrafとSebraeの指導でEU向けグローバルGap証明書付きのパイナップル栽培に取り組んでいる。
生産者の挑戦は、これまでの生産を組織化し生産力と生産性を高めること。パイナップルは輸出向け花形フルーツであるが、他に柿やマンゴー、アセローラ、無花果、葡萄、ゴイアバもある。
企画の目的は、証明書の取得ではなく品質の標準化にある。証明書は品質標準の裏付けであり、外国市場への切符でもある。証明書が添付されることで、同種の果物でもプラス・アルファーが付加される。
パイナップルやメロンは果たして求める品質のものか、素人には判断が難しい。そのため証明書は糖度を保証するものだ。果物の糖度は夏場と冬場で異なるので、証明書が標準化している。