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ニッケイ新聞 2009年1月16日付け

 十二日から義務化された米国の「電子渡航認証システム(ESTA)」だが、「航空会社のチェックイン・カウンター端末が米国とリンクできていない」と日本からの情報。これでは搭乗前の認証確認は、自己申告に頼るしかない。「認証を受けていない人は入国を拒否される」(米国政府)とあり、事前確認は怠りなくしたいところ。自己防衛として、取得の際に与えられる認証番号を控え、パスポートと一緒に携帯するのが賢明かも。
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 昨年はブラジル日本移民百周年だったが、今年も南北アメリカ各国で日本との節目の年が続く。外務省のホームページによれば、北米カナダは昨年から今年三月まで日加修好八十周年。中南米では、ブラジルのアマゾン入植八十周年はもちろんとして、そのほかにもペルーとボリビアが移住百十周年。外交関係樹立の記念年では、パラグアイの九十周年、キューバの八十周年など。また、同サイトには現時点で出ていないが、今年は昨年の修好百周年に続き、コロンビアへの移住八十周年にあたる。
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 十三歳でブラジルに移住し、平成元年に帰国した高野祥子さんが平成十三年に群馬県大泉に設立した「大泉国際教育技術普及センター」が国際交流基金の『地球市民賞』に選ばれた。同賞は地域に根ざした国際文化交流活動を行う団体・個人に贈られる。高野さんは、日系ブラジル人が日本語が話せないために差別を受けていることから、日本語教室を立ち上げた。現在は千八百人が学び、運営には地元住民百人以上が携わっている。イベントも開催、サンバやカポエイラのクラスもあり、まさに両国文化の相互理解の場だ。