ニッケイ新聞 2009年1月22日付け
人口も一一〇〇万を超え、ラ米一活発な町としても知られるサンパウロ市では、四五五回目の創立記念日となる二十五日(日)を中心に各種の催しが企画されている。
公式記念行事は、二十五日十時からのセー大聖堂でのミサと、一五五六年建設の〃コレジオ・デ・サンパウロ〃中庭で同日十一時半から行われる記念式典で始まるが、実際には十一日から各種企画が始まっていた。
注目されているのは、二十五日十六時からイピランガ独立記念公園で開催の音楽ショー(ルル・サントス、ダニエラ・メルクリイなど一二人が参加)や、二十四日十五時~二十五日夜まで徹夜で続くアンニャンガバウーでのイベント(音楽、劇の他、手工芸コーナーも設置)。
二十五日にオタヴィオ・フリアス・デ・オリヴェイラ橋~サンパウロ大学を走るバイク・ツアー(サイクリング)は、申込定員を超える盛況振りだが、史跡巡りのサイクリングなら同日十時にモエマ区の自転車公園を出発するものも。
ポンペイアのSescでは、二十三、二十四日二十一時と二十五日十八時から、グループひまわりによる日本音楽演奏やバンドのカルナックや国外からの歌手なども招いたショー〃ソタッケス・パウリスタス〃(有料)を開催。
カーザ・ブラジレイラ博物館企画のセントロやイビラプエラにあるオスカー・ニーマイヤー氏設計の建物巡りは二十四、二十五日十時出発。申し込み・問い合わせは同博物館(電話=11・3032・2499)まで。
その他、ツットイア橋下を通る23・デ・マイオには一九二〇年代のサンパウロ市などを描いた壁画がある他、セントロのバールSalve・Jorgeでは六十枚の写真でサンパウロ市紹介。シネマテッカ・ブラジレイラでは二十三~二十五日にサンパウロ市の歴史を辿るフィルム放映など、歴史や文化を楽しめる企画も沢山あるようだ。
資金不足のため、ベシーガ地区で毎年恒例のボーロ(ケーキ)は、地面に絵を描いて終るという。その他の企画は、サンパウロ市役所サイト(www.prefeitura.sp.gov.br)や、案内サイト(www.guiadasemana.com.br)にも掲載されている。