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『移民の森』プロジェクト始動=博研=25日カルモ公園で植樹

ニッケイ新聞 2009年1月22日付け

 サンパウロ博物研究会(博研=林田瞳会長)は二十五日午前十時から、サンパウロ市立カルモ公園(Av Osvaldo Pucci, Portao 03)で、日本移民百周年記念プロジェクト「移民の森」植樹を行う。
 百周年の昨年に企画、今年実行することになった同プロジェクト。地球温暖化防止策として、マッタ・アトランチカ(大西洋森林)の再生と保全を目指して立ち上げられた。
 当日は約五十種、五千本の植林を行う。博研では、「移民百年をきっかけとし、市民一人ひとりに啓蒙の場を提供することで、二十一世紀の新たな環境創造に導いていきたい」としている。
 アマゾン地方を除き、日本人移民が新天地の夢を託し踏み入った地ということで、日本人との繋がりが深いマッタ・アトランチカ。それに属するカルモ公園は、桜祭りや皇室が植樹したイペー、記念碑があるなど、日系社会と馴染みがあり植樹場所に適しているとして選ばれた。
 案内のために来社した新井桧垣静枝会計と関明子さんは、「一般の人に植樹への理解を深めてもらいたい。気軽に参加して」と呼びかけた。
 植樹後、新年会が行われる。どちらも参加自由。公園内に駐車場あり。問い合わせは、新井さん(11・3208・7953)まで。