ニッケイ新聞 2009年1月23日付け
サントスの「日本移民上陸記念碑」移転。現地を視察した県連に随行取材。移転先の公園では、サーフィンの大会も開かれており、市民憩いの場所としていい雰囲気。
参加者の印象も良く、何ら障害はないだろう。問題は今後の管理だ。
建設前の事前調査で同市内の記念碑を見て回った網野弥太郎県連顧問によれば、「ひどい状況のものも多かった」。
記念碑は、同市に寄贈した。もちろん管理責任も帰属するのだが、「任せてられない」とばかりに、ラジオ体操のグループに続き、現在は県連が委託、サントス日本人会が清掃を担当する。
今度の予定地は、多くの人が出入りするだけに管理には、今よりさらに気を使うべきだろう。
全伯で無残な姿を晒している記念碑は無数にあるだけに、この日本移民の第一歩の象徴だけは、大事に守られていって欲しいと思う。 (剛)