ニッケイ新聞 2009年1月27日付け
在サンパウロ日本国総領事館の大部一秋(56、おおべ・かずあき)総領事と栄子夫人(50)の歓迎祝賀会が二十三日午後七時から文協貴賓室で開かれ、約百八十人が出席した。
共催の三十三日系団体関係者のほか、ウィリアン・ウー連邦下議、今年一月にサンパウロ州議に繰り上げ当選した西本エリオ氏(前サンジョゼ・ドス・カンポス市議)も姿を見せた。
県連の山田康夫副会長(滋賀県人会長)が司会を務め、上原幸啓文協会長が日系団体を代表し、あいさつした。
大部総領事は、「ブラジルのような大国で勤務できることが嬉しい。多くの日系人の活躍、成功を頼もしく思う」と話し、昨年末に浜松市のブラジル人学校を訪れたことなどにも触れた。
「百周年が終わり、日伯関係百一年目の第一歩の今、両国関係の強化、発展に貢献したい」と意気込みを見せ、アルゼンチン仕込みのスペイン語でもあいさつ。「二、三カ月後には、ポルトガル語で話せれば」と締めくくった。
ブラジル生け花協会の田中エミリア会長から、歓迎の花束を壇上で手渡された栄子夫人は「よろしくお願いします」と頭を下げていた。
会場を大サロンに移して行われた歓迎会では、森口イナシオ援協会長が乾杯の音頭を取り、出席者らは総領事夫妻を囲み、歓談に花を咲かせていた。