ブラジル国内ニュース(アーカイブ)

伯米首脳の電話会談=「バラクと呼んでくれ」

ニッケイ新聞 2009年1月28日付け

 オバマ米大統領は二十六日夜、電話でルーラ大統領に四月のG20開催前、意見の調整を行う旨連絡と二十七日付けエスタード紙が報じた。
 伯米大統領の電話会談は「バラクと呼んでくれ」「それじゃ、ルーラと呼んでくれ」と気さくに始まった。米大統領は、国際会議におけるブラジルの重要性を強調した。
 ルーラ大統領は、G8を開かれた会議にすることを要求した。これまで世界の問題を協議するのに、G8は先進国の密室会議であった。G8に多数の出席者を招き、発言の機会を与えることで両大統領は合意した。
 ルーラ大統領は三月、バイオ燃料ゼミ出席のためニューヨークに赴き、ワシントンで伯米首脳会談を行うことを打ち合わせた。返礼として年内に、米大統領の訪伯も実現する予定となった。
 経済混乱を克服するため伯米関係も見直しをする必要があると、オバマ大統領は見ている。伯米間に管理された経済の補完関係を築き、これまでのギクシャクした関係を修正する考えだ。
 ルーラ大統領は、米大統領就任式の様子をTVで見て、米国に莫大な数の貧しい黒人のいることがショックであったと伝えた。ブラジルも、世界第二の貧しい黒人の多い国であると述懐した。
 オバマ大統領は「もしも私がブラジルに住んでいたら、誰もがオバマをブラジル人と思う」とジョークを述べた。
 ブラジルでは伯米両国は、多くの共通点があると思っている。ラテン・アメリカと米国は、アフリカを視野に入れ、G20の強化で協調が必要。
 世界の経済危機打開のため、ドーハ・ラウンドについて、伯米両国で議論をする必要があるとオバマ大統領は考えている。同ラウンドは、世界経済の分岐点といえる重要な会議でもある。
 またアモリン外相が、イスラエル軍によるガザ侵攻の解決策模索で中東諸国を歴訪したことを米政府は評価したという。電話会談は挨拶が主で、キューバ制裁解除までには至らなかった。

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