ニッケイ新聞 2009年1月30日付け
【既報関連】ブラジル日本語センター(谷広海理事長)の「第十回日本語ふれあいセミナー」閉講式が、二十三日午後四時から北海道協会館で行われ、十三から十六歳までの参加者百二十一人は、感想を発表しあった。
二十日の開講式に見せたわくわくした表情は、充実した顔へと変化し、初めて出会った友達とも仲良くなったようだ。
「劇の準備や工場見学に行くうちに仲良くなれて嬉しかった」「とてつもなく冷たいシャワーを浴びたり、忘れられない思い出になった」「終わるのは悲しい」など、各グループ代表者が舞台上で発表。
「老ク連のおじいちゃんから、農業で大変苦労したことを聞いて感動しました。年の差はあるけど、私たちももっと頑張ろうという気持ちが湧いてきました」と中座恵梨さん(13、ボリビア)。
安楽美幸さん(15、スザノ)は、「劇はバタバタ用意して焦ったけど、優勝したときは飛んだり跳ねたりして祝いました」と発表。共同作業を通し絆を深めたようだ。
谷理事長から代表者に参加証書が授与され、ボリビアから参加した六人によって、スタッフらにお礼のプレゼントが手渡され、拍手で閉幕。
一行は、同日夜の十周年記念式典に参加し、翌二十四日に解散した。