ニッケイ新聞 2009年1月30日付け
日伯援護協会(森口イナシオ会長)は十九日午前、福祉センター合同建設委員会を本部会議室で開いた。
その中で、工事現場に隣接する池崎博文氏の土地を、昨年七月下旬から資材置き場や事務所設置場所として借地している件について、請求書が届き、十二月分までの計二万五千レアルを支払うと報告があった。
半年支払いが遅れていたが、昨年八月に池崎氏と森口会長らが交渉をした際、月額五千レアルで話がまとまり、「後日、契約書を送付する」(池崎氏)と待っていたが、以来音沙汰がなかった。
援協側では、「池崎氏は寄付のつもりで無料で貸してくれる意向」などと話す役員も出てきたが、池崎氏側の会計事務所から今月中旬、予定通り月額五千レアルで五カ月分の請求書が届き、後日二十二日に振込んた。
続いて委員会で、戸田建設との契約から除かれていた三、五階の内装に関し、八十六万三千レアルで戸田建設から見積もりが出ており、今後話を詰めていくことが承認された。
また、総工費一万三千レアルのうち、集める募金目標金額を二百五十万レアルと設定。募金以外にも「企業に人間ドックや健康診断を長期的に利用してもらう」と提案があった。
すでに神内医療福祉基金から三百万レアル、日伯友好病院から昨年までに四百五十万レアル、今年度予算の中から二百五十万レアルが確保されている。建設状況は順調で、今後は募金活動へ力を入れるということを確認しあった。
落成式について、当初は六月十八日の移民の日を予定していたが、その日はコロニアのイベントが重なるため、七月二十五日に仮決定した。