ニッケイ新聞 2009年1月30日付け
今年も県人会の総会シーズンが始まった。いくつかを訪ねてみて、百周年が終わって「やれやれ」という雰囲気も感じるが、やはり大切なのはこれから先をどうするか、ということだろう。
世代交代もその一つではあるが、会によってはこちらもそう単純ではないようだ。
先日の岩手県人会では、五期務めた会長が続投しない意向を示していたが、他の候補がなく再選。なり手がなかったのではなく、二年という任期が〃長すぎる〃というのがその理由だった。
若い役員には、平日の勤めがあったり、子供がまだ小さい人もいる。運営に携わる気持ちはあっても、土日も何かと用事の入る会長という職は〃厳しい〃のもまた事実。
結局岩手では、任期を一年にする定款改正を検討することになった。同様の変化は、他の県人会でも起きてくるかもしれない。 (ま)