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ルッピ労相=最低賃金465レアルに=雇用安定に保険を創案中

ニッケイ新聞 2009年2月3日付け

 ルッピ労働相は一月三十日、最低賃金四百六十五レアルが二月一日に実効となり、三月から二百十億レアルの経済効果をもたらすと述べた。経済混乱で不況の国内市場に活を入れることになると、同相は見ている。
 ブラジルには最低賃金の労働者が、四千二百十万人いる。新最低賃金は、一日当たり十五レアル五〇センターヴォス、一時間が二レアル一一センターヴォスになる。
 労働省は現在、雇用保険を創案中だ。解雇のためにかける保険ではなく、雇用安定にかける。失業保険はそのまま続ける。これは、CUTとAbimaq(工作機械協会)が結んだ雇用協定にヒントを得たもの。
 企業が享受したPIS/Cofinsの減税分九・二五%を十二回に、ICMS七%の減税分を四十八回払いで工作機械メーカーへ返還。メーカーは、返還の代償に従業員の雇用安定を図る。

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