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サンパウロ市車検=末尾番号1の検査始まる=初日に不合格の車は5%=乗り入れ規制考慮し予約を

ニッケイ新聞 2009年2月4日付け

 〇八年はディーゼル車だけが対象だったサンパウロ市の車両検査(以下、車検)が、〇九年からはすべてのオートバイ(バイク)と〇三年以降製造の乗用車にも適用されることになり、二日からは実際の検査も開始された。
 車検対象は市内登録車両のみだが、サンパウロ市では車検に合格しないと登録更新(リセンシアメント)が出来ないため、毎年の検査が必要。一〇年からは全車両が対象となる。
 検査は、排気ガス清浄装置(エスカパメント)とエンジンのエアポンプ(ボンバ・デ・アル)の肉眼チェックに、排気音量と排気ガス中の一酸化炭素などの機械測定。
 二つの検査に合格すれば認証シールを渡され、登録更新も行えるが、不合格の場合、改修後の再検査が必要。三〇日以内なら再検査料は不要だ。
 検査そのものは二〇分位というが、一月の混乱は、日程が明確でなかったことと、検査会社のサイトが動かず、予約が出来なかったのが原因。検査初日は、ロディージオによる遅刻車もあった。
 予約の受付開始と検査期間は別表参照。予約はwww.contorolar.com.brか電話11・3545・6868へ。予約手続きは、高速道路の休憩所や、ショッピングセンター(モルンビー、エルドラード、アナリア・フランコなど)の中にあるSem Parar / Via Facilでも行うことが出来る。
 予約時に五二・七三レアルの検査料払込が必要だが、検査に合格した場合、登録更新の翌月に検査料返還。検査場は年内増設というが現在は、西部はジャグアレ(Av.Engenheiro Billings,2100)か、バラ・フンダ(Rua Gustav Willi Borghoff,s/n)、東部はサンジョージ(Av.Condessa Elizabeth de Robiano,1822)、南部はアンシエッタ(Rua Francisco Bautista,163、アンシエッタ道一二キロ)の四カ所。
 車検不履行の場合、罰金は五五〇レアル。前倒しで登録更新を行った人が検査を怠った場合、一〇年の登録更新が出来なくなる。また、過去の登録更新不履行や税金、罰金などの支払い漏れがある場合は検査を受けられないので注意を要する。
 大気汚染で一日一〇~一二人死亡というサンパウロ市の現状改善に車検も貢献して欲しいものだ。

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