ニッケイ新聞 2009年2月4日付け
車両製造協会(Anfavea)は二月二日、一月の新車販売がトラックやバス、営業用バンも含めて前月比一・五%増と好転の兆しを見せたことを発表と三日付けエスタード紙が報じた。
車両のIPI(工業税)を減額して丁度一カ月の販売台数が、十九万七千四百七十六台に達した。これは、〇八年一月の二十一万四千九百台に次ぐもので悪くない。
例年一月は、前年の年末より大きく落ち込む。昨年十月は前月比一一%減、十一月は二五・六%減。十二月は減税効果で九・四%増へ回復した。心配された新車販売の落ち込みは、歯止めがかかったと見られる。
十二月中旬に行われたIPI減税とローン資金の投入は、効を奏したようだ。業界は、新車の下取りになる中古車のローン強化を期待している。